先進事例

警備・施設設備管理ロボットの導入

 病院の中で実施する業務中、外部委託する可能性のある業務としては、警備、施設・設備管理、物品管理搬送(医薬品・衛生材料など/SPD)、給食、清掃などがあげられます。検体検査も、外部の企業が内部で行う方法もあります。最近では、駐車場管理も外部委託する病院が増えて来ております。

 これら外部委託する業務において、受託する側の企業も人手不足に悩む状況となって来ており、地方の病院では、受託する企業がないという状況も生まれつつあります。

 高額の委託費となれば受託されるのでしょうか?夜間勤務などの業務内容も敬遠される利用となるでしょうか?すなわち、費用も含めて、人手に頼る業務(資格や経験年数などの要件は必要なとなる場合があります)を考え直す時期に来ているのではないかと考えております。

 現在、施設・設備管理、駐車場管理は、監視カメラなども利用した遠隔での管理システムを導入している企業が多数あり、必要に応じて来院する体制を取っております。

 警備では、ロボットが開発されており、前記の状況から、今後導入が加速されていくものと推察されます(参照:新聞/下図)。

 今後さらに、大きさ、性能、デザインなどの改善が求められる他、セキュリティ会社との連携、施設・設備管理や駐車場管理との連携、2017年のセミナーでご紹介させて頂いた病棟(入院)患者の見守り支援システム「眠りSCAN」などとの連携ができるようになることで、従来の包括委託といった委託形態も変化し、院内業務の負担軽減へ向けて貢献できるのではないかと考えております。

参照:第6回「病院のみらいWeb」研究会主催2019セミナー「AI&ロボット化は人手不足の解決策(パートナー)となるか?~現場のAI&ロボット活用のみらい~」(病院のみらいWeb研究会 大谷勇作、2019年8月7日)講演資料より抜粋

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