病院・診療所の経営

運転手向けの簡易脳検査の勧め

 運転中に意識を失い、運転手が死亡するだけでなく、乗客や歩行者を巻き込む事故となるケースがありましたが、運転中の体調急変の例は年間100例以上報告されています(2013年)。原因としては、心臓の疾患もありますが、脳疾患(特に動脈瘤)が多いようです。

 動脈瘤の検査に絞られるようですが、従来の脳ドックでの約半額(自費診療)で簡易脳検査を受けられることから、バス、トラック、タクシーなどの関係会社や団体単位で受けられる仕組みが作られるようです。国土交通省の呼びかけもあり、当初は、東京、埼玉、神奈川、愛知とされていますが、今後全国展開される予定とのことです。

 窓口としては、一般社団法人「運転従事者脳MRI健診支援機構」がなるようです。各医療機関への患者の割り振りは、この機構が行うため、ご興味があればお問い合わせ下さい。

 本年12月には従業員が50人以上の事業場(病院も含まれます)を対象として「ストレスチェック制度」が義務化されますことから、従業員、すなわち患者の健康管理に関係する業務が拡大されるのではと期待されます。

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