病院・診療所の経営

病院給食業務を委託するメリット、デメリットとは?

 病院で入院患者へ提供される食事は、まずいというのが従来の印象ですが、最近はどうなのでしょうか。入院患者でも、特に眼科、整形外科など食事が容易にできる疾患の患者にとっては、入院の間の食事がかなり大切なこと、楽しみなことと考えていると思われます。医療行為とは異なりますが(食事内容に制限のある患者は除いて)、このような食事に対する悪い印象は、意外に病院の経営(患者数の確保)にも影響しているのではないかと考えられますが、食事を提供する病院側はどう考えているのでしょうか。

 国立循環器病研究センター病院や済生会小樽病院などでは味にこだわる食事(給食)を提供しているとの報告もありますが、費用などの問題からなかなか患者が満足する給食を提供することが難しい状況のようです。そのような状況の中、その対策の一つとして外部委託する病院が増えてきているようです。

 ここでは、給食業務を外部委託する際のメリット、デメリットをご紹介し、病院経営の中での給食業務のあり方についての検討する際の参考になれば幸いです。

 ただ、ここでは味が良くなるのかどうかの記載がないですが、費用(経営)と味との関係は、今後のさらなる検討課題と考えます。

メリット例

給食業務の委託化のメリット1

給食業務の委託化のメリット2

食事の外部委託のメリット

デメリット例

給食業務の委託化のデメリット1

給食業務の委託化のデメリット2

食事の外部委託のデメリット

参照:第4回「病院のみらいWeb」研究会主催2016セミナー「ヘルスケアフード最前線 非採算部門からの脱却 ~多機能化する「食」にどう向き合うのか~ 患者給食の未来を考える」(日清医療食品株式会社 赤木正尚氏、2016年4月22日)講演資料より抜粋

お気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちらから。