病院・診療所の経営

診療所の新たな展開 -駅ホーム上診療所の意味とは?-

新型コロナウイルスによる感染症は、2022年になり、第7及び8波が襲って来ており、どのように終息して行くのかは予想が出来ない状況です。

そのような状況の中、本年4月JR西国分寺駅のホーム上に診療所(医療法人社団創青会あおいクリニック;内科)が全国初で開設されました(写真等)。

面積 約10坪
診療時間 平日 8:00~12:00、13:00~21:00
土日・祝日 9:00~13:00、14:00~18:00

JR西国分寺駅の1日の乗降客数は約55,000人とされています。市の成立条件を満たす乗降客数であり、診療所を利用する人も多いものと推察されます。

特徴としては、利用者はスマートフォンで診療を予約し、待ち時間なしで受診でき、処方箋も発行されるため、自宅や会社から最寄りの薬局で薬も入手できるという流れとなっています。採血や採尿、超音波検査が出来る検査室も整備しています。ただし、ホーム上での診療(対面)は内科のみであり、他の診療科(皮膚科・耳鼻科・婦人科など)はオンライン診療とのことです。

JR東日本は、山手線のターミナル駅などでも今後設置を検討していくとのことです。

駅ホーム上に診療所を開設する意味について検討してみました。

まず、大都市圏(通勤・通学が多い地域)においても、乗降客(通勤・通学者など)数が多い駅に限られるものと推察されます。また、人口の減少、高齢化・少子化が進む地方でも可能なモデルとなるかどうかは不透明です。しかし、地方都市の駅前への集約(スマートシテイ)化を進める上では、有用な医療提供のあり方とも考えられます。

今後、運営状況(従事する医療関係者の状況、費用対効果など)を確認するとともに、施設的かつ運用的な問題(トイレなどの施設、業者による医薬品などの搬送及び検体・廃棄物の回収など)、緊急時間対応の可能性、新型コロナウイルス感染患者への対応、電車の運行時間との関係(時間制限あり)、電車の有効利用方法(医薬品等の搬送)など、考えられる問題点や可能性を検討・確認して行くことが必要と考えます。

その上で、今後どのような展開が可能となるのか、非常に楽しみな試みでもあります。

【参照】:
1. JP東日本ニュース(2022年2月8日)の資料より抜粋
2. その他、新聞・ネット情報などより抜粋

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